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私たちは,平成17年度から,市民の自主的な活動として市民ファンド運営事業をしてまいりました。私たちが市民ファンド事業を始めたのは,以下の効果を期待したからです。
1 市民が寄付という形で、地域に密着した社会貢献に参加する機会を提供することができること。
2 資金が必要な市民活動団体を市民全体で支援することが可能となること。
3 参加する市民が、地域の課題に多く気付き、地域の課題を自ら解決していく意識を芽生えさせることができること。
4 企業の社会貢献を具体的に実践することの一助となること。
5 公開プレゼン・報告会・広報誌によって市民活動の広報ができること。
6 1~5を通じて、各地域のコミュニティの活性化に繋がり,市民が市民を支える自立したまちづくりを推進できること。
相模原市は,まちとしての一体感がない等と言われますが,人口が急増し多くの市民が居住しています。それ故,人が人を支えるまちつくりが可能な土壌があると思います。
私たちは,これまで3年間にわたり,総額1000万円近くの助成金を市民の寄付金から集めて,120団体近くの市民活動団体に助成して参りました。人が人を支える活動を通して,上記1~6の効果も実現されつつあると自負しております。
そして,今回,行政との協働運営による市民ファンド事業を実施することとなりました。
行政との協働によるマッチングファンドシステムにより,助成額が増えるということのみならず,行政との協働運営という面で,市民ファンドに馴染みのない市民や企業にも,さらにアピールしていきたいと考えます。
これからも、地域を地域全体で支える活動を、皆さんとともに実現していきたいと思っています。